新書嫁レビュー
「続ける」ことに才能は関係なかった——続けさせる技術の話
2026-07-05
何かを続けられる人は、「意志の強い人」だと思っていた
運動を続けている人、毎日勉強を続けている人、習慣的に読書している人——そういった人たちは、生まれつき意志が強く、自制心が発達していて、「諦めにくい性格」なのだと思っていました。だから「続けられない自分」の問題は、意志の弱さや性格のせいだという諦めがあったのです。
しかしこの本を読んで、「続ける」ことは意志の問題ではなく、仕組みと環境の問題だということが明確になりました。続けられる人は意志が強いのではなく、「続けやすい仕組み」を作っているだけなのです。
この本が、継続への見方を根本から変えてくれました。
木場克己著『続ける技術、続けさせる技術』はこちらから読めます。
「続ける」のは才能ではなく、設計の問題
本書は、著名なスポーツトレーナーである木場克己が、運動・トレーニング・習慣の継続について、その仕組みと指導法を解説した一冊です。ベスト新書として、自分が続けるための技術と、他者を続けさせる指導の技術の両面が論じられています。
著者は、サッカー選手・野球選手をはじめとする多くのトレップアスリートのコンディショニングを手がけてきたプロのトレーナーです。そのプロとしての経験から語る「続けられる人と続けられない人の違い」は、根性論ではありません。
続けられる人に共通するのは、「小さな達成感」を仕組みの中に組み込んでいることです。大きな目標を立てて挫折する代わりに、毎日達成できる小さな目標を設定し、それを積み重ねることで「続けている自分」への自信が育ちます。また「いつ・どこで・何をするか」を具体的に決めておくこと(実行意図)が、継続の成功率を大幅に高めることも示されています。本書にはさらに、子どもや部下など「他者を続けさせる」指導法についても詳しく解説されています。ぜひ本書で確かめてみてください。
「意志が弱い」という言い訳が不要になった
この本を読んでから、新しい習慣を作ろうとするとき「なぜ続かないのか」を意志のせいにしなくなりました。「仕組みが間違っている」「環境が整っていない」という視点で考えるようになったのです。
「続けられない」という問題は、性格や才能の話ではなく、設計の話だということが理解できると、変わることへの希望が生まれます。何度諦めた習慣でも、仕組みを変えれば始められるという感覚は、行動への障壁を下げてくれます。続けることへの見方が「意志の問題」から「環境の問題」に変わった瞬間、自分への向き合い方が変わりました。
著名スポーツトレーナーが語る「続けることの科学」
サッカー・野球など多数のトップアスリートのコンディショニングを手がけてきた木場克己が、継続の技術を体系的に解説した一冊です。根性論ではなく、実践に裏打ちされた「仕組みとしての継続術」が詰まっています。
この本を読まなければ、「続けられない」の原因を意志の弱さに帰し続け、仕組みの設計という解決策に気づかないままだったと思います。著名トレーナーの視点は、継続の問題を根本から設計し直すヒントを与えてくれます。「続けられなかった過去の自分」を責めることをやめ、「続けられる仕組みを作る未来の自分」へ向かう出発点になる一冊です。継続は、根性ではなく知恵の問題です。この本を読んだあと、小さな習慣から始めてみたくなる気持ちが自然と生まれます。
木場克己著『続ける技術、続けさせる技術』はこちらから読めます。
内容紹介
長友佑都選手をはじめとして、数多くのアスリートたちの個人トレーナーとして活躍する木場克己。そんな彼が自身の経験をもとに「続ける技術」「続けさせる技術」を「メンタル」「コミュニケーション能力」「目標設定」「時間管理」の4つのキーワードから伝術する。いかにモチベーションを下げずに、目標(ゴール)を達成するか?行き詰まったときに、どのような思考をとればいいのか?継続力を発揮する22のヒントを紹介する。
出版社による紹介文です(楽天ブックスの書誌情報より)。
書誌情報
- 書名
- 続ける技術、続けさせる技術 (ベスト新書)
- 著者
- 木場 克己
- レーベル
- ベスト新書
- 出版社
- ベストセラーズ
- 発売日
- 2015年1月1日
- ISBN
- 4584124639