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フランスの宗教戦争

ニコラ・ル・ルー久保田 剛史

文庫クセジュ / 白水社

2023年9月1日発売

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内容紹介

1562年から1598年のあいだ、フランスで八度にわたる宗教戦争が繰り広げられた。これは宗教間の対立であるとともに、貴族間の派閥闘争でもあった。
16世紀初頭、ルターの思想がフランスにも広まりはじめた。この時代は、印刷術が目覚ましく発展した時期であり、フランス語に翻訳された聖書によって、人びとは神の言葉を直接読むことが可能になった。このキリスト教の原初的純正への回帰は、旧教会への「抗議」となる。一方で、印刷術は風刺や誹謗文書にも使用され、人びとの政治意識は高まり、前例のない戦争へと発展していった。陰謀、暗殺、檄文……。貴族たちはつねに剣を身につけ、ためらうことなく刀を抜くようになり、かつての騎士道精神は失われていった。
本書は、フランス社会が著しく政治化されていくなかで、宗教戦争が果たした役割を描き出す。
 はじめに
第一章 神とその民
 一 福音の呼びかけ
 二 火刑と殉教者
 三 改革派の集い
 四 信教の自由を求めて
 五 ユグノーたちの熱狂
第二章 君主が子供の国
 一 結集と緊迫
 二 陰謀の時期
 三 会合の時期
 四 世俗的寛容という窮策
 五 女性による統治ーカトリーヌ・ド・メディシス
第三章 戦争と平和
 一 武装蜂起の理由
 二 暴力ーー信仰の表現?
 三 ヨーロッパの政治舞台
 四 和平回復の方法
 五 統一の再形成
第四章 恐怖の席巻
 一 一つの転換期ーーモーの奇襲
 二 差し迫る敵
 三 聖戦の精神
 四 戦いの年
 五 不信の中で生きること
第五章 闇の奥
 一 聖バルテルミーの虐殺
 二 クーデターの誕生
 三 暴政に対抗してーー基本法と契約主義
 四 ユグノーの抵抗
 五 党派的境界と宗派的境界の曖昧化
第六章 国家か宗教か
 一 カトリックの共謀ーー旧教同盟
 二 国王の暗殺
 三 統治のための交渉ーーアンリ四世
 四 共生ーーナント王令の体制
 おわりに
 訳者あとがき/地図/関連家系図/フランス宗教戦争略年表/参考文献

出版社による紹介文です(楽天ブックスの書誌情報より)。

書誌情報

書名
フランスの宗教戦争
著者
ニコラ・ル・ルー / 久保田 剛史
レーベル
文庫クセジュ
出版社
白水社
発売日
2023年9月1日
ISBN
9784560510605