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内容紹介

「所有とは何か。それは盗みである!」「神、それは悪である」。ピエール=ジョゼフ・プルードンといえば、これらの挑発的な警句がよく知られている。彼の分析は、ときに難解で論理が見えにくくなることもあったが、労働者運動をはじめ、さまざまな社会運動・社会構想に多大な影響を与えてきた。マルクスから最初の「科学的」社会主義者と称され、また自らを「アナーキスト」と称する、革新的な思想家であったプルードン。本書は、彼の主著のみならず、多作だったそのテクストをふんだんに盛り込み、しかも、社会思想家としての側面だけでなく、哲学者としての側面にも踏み込んで、思想の全体像を明らかにする。
今世紀を代表するプルードン研究者であり、フランスにおけるアナーキズムの代表的理論家である著者エドゥアール・ジュールダンによる、待望の一冊。
序章 一九世紀の革命を生きた、ある生涯
第一章 所有ー奴隷制と自由のあいだで
 I 資本家の計算間違い
 II 所有の社会的・政治的正当化
 III 社会的所有としての租税について
第二章 秩序の認識論の基礎
 I 系列弁証法の理論
 II アンチノミーの弁証法
 III 自由について
第三章 宗教のパラドクス
 I 汲み尽くせない現象
 II 神授権と人間的権利
 III 宗教から正義へ
第四章 国家の政治神学
 I 一八四八年の革命のただなかで
 II 民主的主権の神話
 III 普通選挙と代表制
第五章 デモクラシー再考
 I 絶対的民主政に抗して
 II 人民に語らせること
 III 憲法についての考察
 4 集合的理性と多元主義
第六章 歴史の揺れ動き
 I 人類の正義への熱望
 II 退廃について
 III 進歩について
第七章 相互主義
 I 平和的革命のために
 II 平等と自律性
 III 作用する労働
第八章 権利と正義
 I 道徳の問題について
 II 正義、および権利の力
 III 愛と結婚
第九章 戦争から平和へ
 I 戦争万歳!
 II 戦争と理想
 III 戦争への敵対
 4 戦争の変形
第一〇章 連邦主義について
 I アナーキーから連邦主義へ
 II 社会秩序の表出
 III 平和の条件としての連邦主義について
結論 プルードンを超えるプルードン
 訳者あとがき
 本書で言及されるプルードンの著作等

出版社による紹介文です(楽天ブックスの書誌情報より)。

書誌情報

書名
プルードン
著者
エドゥアール・ジュールダン / 伊多波 宗周
レーベル
文庫クセジュ
出版社
白水社
発売日
2024年11月1日
ISBN
9784560510674