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内容紹介

「自由の眩暈(めまい)である」不安を臨床的に考察

うまく眠れない、喉が詰まったような感じがする、胃が締め付けられる気がする、息切れする、呼吸が苦しい。不安になるとこうしたさまざまな症状を経験する。著者によれば、不安は「精神生活における交差路であるとともに見張りの役割を担う」。つまり不安は、こころの不快や不調、ときに苦痛を伴う感情の最初の表れであると同時に、それらが解決されていない状態にあると教えてくれているのだ。
 本書は、フロイトをはじめピエール・ジャネ、ウィニコット、メラニー・クライン、ラカンなどの業績を参照しながら、臨床における不安の症候学、不安のモデル、生物学、精神分析、認知行動科学、いろいろな治療法といった今日の不安の諸相を概説する。臨床経験豊かな著者が、正常から病理まで遍在する不安を震央に位置づけて考察した、病める社会と人間たちに向けたフランス精神分析的思考の処方箋。

出版社による紹介文です(楽天ブックスの書誌情報より)。

書誌情報

書名
今日の不安
著者
ヴァシリス・カプサンベリス / 阿部 又一郎 / 大島 一成
レーベル
文庫クセジュ
出版社
白水社
発売日
2022年3月17日
ISBN
9784560510490