内容紹介
人種主義とは、時代・社会に呼応しながらたえず創り出されていく制度だ。アメリカ合衆国の歴史においては、黒人への差別が「人種」という分類概念を生み、その概念がさらなる抑圧を生み出してきた。奴隷制度から、人種隔離とゲトーの時代を経て現代に至るまで、レイシズムとの複雑な絡み合いから合衆国の歩みをとらえる。
はじめに
第一章 奴隷制度と「人種」
1 大西洋世界の形成
2 アメリカ合衆国と奴隷制度
3 奴隷制度の現実
4 奴隷制度をめぐる対立
第二章 ジム・クロウ制度の確立
1 近代国家アメリカの誕生
2 再建の時代と南部
3 レイシズムの新たな姿
4 アメリカの国家統合と人種化する社会
5 黒人としての思想と活動
第三章 大移動とゲトーの形成
1 黒人たちの大移動
2 黒人の思想と文化
3 レイシズムへの抵抗と変革
第四章 現代アメリカ社会と「人種」
1 ハイパー・ゲトーと収監国家
2 レイシズムのなかの「文化」
3 見えなくなる「人種」
4 レイシズムの現在
おわりにーー歴史のなかでレイシズムを考えること
あとがき
主要参考文献・図表出典一覧
出版社による紹介文です(楽天ブックスの書誌情報より)。
書誌情報
- 書名
- アメリカ史とレイシズム
- 著者
- 中條 献
- レーベル
- 岩波新書
- 出版社
- 岩波書店
- 発売日
- 2025年10月20日
- ISBN
- 9784004320838