内容紹介
傲慢なエリートは私たち普通の人々の苦しみを分かっていないーー中央政府の財政規律やマイノリティのアイデンティティなどをめぐって、既存の左右対立には収まりきらない様々な分断が世界中で生じている。この対立構図はどう生まれてきたのか。議院内閣制のモデルだったイギリスの混乱は、私たちにとって他人事ではない。
序 章 「エリート」vs.「普通の人々」という対立
第1章 「リベラルの時代」の終焉
1 サッチャーからブレアへ
2 都市部での不信
3 農村部での不信
4 「リベラルな合意」のゆくすえ
第2章 下からの反乱──経済的な対立の再燃
1 財政緊縮への反応
2 対立的な政治
3 不信の表出
第3章 地方からの反乱──新たな対立軸の浮上
1 国民投票と「とり残された」人々
2 「彼らロンドン」vs. 我々──文化戦争の兆し
3 ポスト階級時代の困難 161
終 章 イギリスはわかりあえるか?
1 漂流する二大政党制
2 対立に終わりはくるのか
あとがき
参考文献
出版社による紹介文です(楽天ブックスの書誌情報より)。
書誌情報
- 書名
- わかりあえないイギリス 反エリートの現代政治
- 著者
- 若松 邦弘
- レーベル
- 岩波新書
- 出版社
- 岩波書店
- 発売日
- 2025年5月22日
- ISBN
- 9784004320678