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応援消費

水越 康介

岩波新書 / 岩波書店

2022年7月22日発売

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内容紹介

被災地、好きなブランド、ふるさと納税、推しのアイドル……を消費することで応援しようとする行動が目立っている。このような新しい「お金の使い方」が社会を動かす大きなエネルギーとなっている。利他的な感情と経済の論理が時に対立し、時に協調する新時代のマーケティング思考のメカニズムを解説する。
 はじめに

第1章 応援消費の広まり
 1 応援消費とは何か
 2 応援消費元年ーー二〇一一年
 3 沈静化ーー二〇一二年以降
 4 再注目ーー二〇二〇年
 5 応援消費以前ーー一九九五年
 6 なぜ消費で応援するのか

第2章 寄付とボランティア
 1 寄付文化のない日本
 2 本当に「寄付文化」はなかったのか
 3 陰徳の文化
 4 ボランティアと贈与のパラドックス
 5 国家と社会に生まれるボランティア
 6 赤い羽根共同募金
 7 ボランティアの自己効用論
 8 交換への志向
 9 NPOの時代
 10 応援消費の理由

第3章 ふるさと納税にみる返礼品競争
 1 ふるさと納税はどのようにして応援消費となったのか
 2 ふるさと納税の発端
 3 ふるさと納税に対する反応
 4 ふるさと納税の開始
 5 寄付としての性格と返礼品の効果
 6 ふるさと納税の成長前夜
 7 ふるさと納税の意味づけの変化
 8 制度の外側にある返礼品
 9 総務省の反転と泉佐野市との対立
 10 純粋な寄付の増加
 11 市場原理の力

第4章 世界における応援消費
 1 世界における消費で応援する行動
 2 バイコットとは何か
 3 バイコットとボイコットを両方行うデュアルコット
 4 バイコットやボイコットに関する世界の動向
 5 バイコットする人々の属性と特徴
 6 日本におけるバイコットの動向

第5章 交換を創り出すマーケティング
 1 マーケティングへの注目
 2 マーケティングの誕生
 3 消費者至上主義と需要創造
 4 依存効果が示すもう一つの需要創造
 5 マーケティング概念の拡張
 6 概念拡張論争と交換
 7 交換としてのマーケティング

第6章 統治性とマーケティング
 1 死の影に対応する応援消費
 2 感染症と管理の様式
 3 統治性と市場原理
 4 マクロ・マーケティング研究における統治性の考察
 5 ソーシャル・マーケティングとの結びつき
 6 統治性とマーケティングの再接続
 7 統治性の緩さを捉える

終 章
 1 消費が応援になる時代の到来
 2 市場と共に生きること
 3 マーケティングを利用すること

あとがき
 参考文献

出版社による紹介文です(楽天ブックスの書誌情報より)。

書誌情報

書名
応援消費
著者
水越 康介
レーベル
岩波新書
出版社
岩波書店
発売日
2022年7月22日
ISBN
9784004319344