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新書嫁レビュー ・ 約 3 分

毎日食べているご飯を、私はほとんど知らなかった

お米のことは「なんとなく知っている」つもりでいた

ご飯は毎日食べているし、水加減くらいは心得ている——そういう感覚がありました。お米について特別に勉強する必要があるとは思っていなかったのです。「日本人とお米」は切っても切れない関係で、ある意味では「当たり前すぎて疑わなかった」という状態が続いていました。

でも炊いてみてどこかうまくいかない感覚や、品種の違いが実際どう味に影響するのかよくわからないままでいるという、ぼんやりとした疑問が残っていました。「知っている」と思っていたのに、何も知らなかったのかもしれない——そんな気がしていたのです。

日本人がこれほど長い間お米を主食として守り続けてきた理由は、単なる文化的な習慣だけでなく、お米という植物そのものが持つ栄養バランスや調理の柔軟性にもあるのかもしれません。本書を読んで、そんなことまで考えるようになりました。毎日食べているものへの感謝と関心が、静かに変わっていきます。

この本を読んで、その疑問のほとんどに答えをもらいました。

米のルーツから「うまく炊ける科学」まで

本書は、米の起源・栽培・品種の違いから、おいしく炊くための科学的な工夫まで、お米にまつわる疑問をサイエンス・アイ新書ならではのビジュアルと図解で解説した一冊です。マンガと解説を組み合わせた構成で、専門的な内容が読みやすく整理されています。

特に印象的だったのは、炊飯における水温・浸水時間・熱のかかり方についての解説です。「なんとなくこうしていた」という炊飯の習慣に、科学的な根拠が与えられる感覚は、長年の疑問が解消される体験でした。コシヒカリ・あきたこまち・ミルキークイーンなどの品種ごとの特性も解説されており、スーパーでお米を選ぶときの判断基準が生まれます。本書にはさらに、お米の歴史や日本文化との関係についても触れられています。ぜひ本書で確かめてみてください。

スーパーのお米売り場で立ち止まるようになった

この本を読んでから、お米の買い方が変わりました。以前は「なんとなくコシヒカリ」と手に取っていた習慣から、「今日の料理には粘りが少ない品種が向いているかも」と考えられるようになりました。

炊飯のときも、「浸水時間は30分以上必要な理由」や「沸騰後の火加減の科学的な意味」が頭にあるため、なんとなく続けていた手順が「意味のある行為」に変わりました。毎日食べているご飯が、少し特別なものに感じられるようになった——それがこの本を読んで得た最も大きな変化です。

農学・食品科学の専門家が書いた「米の全体像」

農学・食品科学を専門とする大坪研一が、米のルーツから現代の食べ方の工夫まで体系的に解説した一冊です。マンガとの組み合わせにより、専門書の難しさなく読み切れる内容になっています。

この本を読まなければ、毎日炊いているご飯について何も知らないまま、「なんとなく」の習慣を続けていたと思います。

日本人がこれほど長い間お米を主食として守り続けてきた理由は、単なる文化的な習慣だけでなく、お米という植物そのものが持つ栄養バランスや調理の柔軟性にもあるのかもしれません。本書を読んで、そんなことまで考えるようになりました。毎日食べているものへの感謝と関心が、静かに変わっていきます。

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マンガでわかる米の疑問 米のルーツからおいしく食べる科学的工夫まで (サイエンス・アイ新書) 大坪 研一 / サイエンス・アイ新書

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