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新書嫁レビュー ・ 約 3 分

武田騎馬軍団はポニーだった——その衝撃が、歴史の見方を変えた

歴史上の英雄たちは「強くてかっこいい」と思っていた

日本史の授業で習った人物たちについて、「みな勇猛果敢で、歴史に残るほどの偉業を成し遂げた完璧な人間たち」というイメージを持っていました。武田信玄の騎馬軍団は疾風のように戦場を駆け抜けた無敵の存在であり、一休さんは知恵のある禅の高僧だった——そんな見方が自然と定着していたのです。

でも本当にそれで正しいのか、という疑問が心の片隅にありました。昔の人間も生きた人間なのだから、かっこよくない一面や失敗だってあったはずです。しかし「ざんねんな英雄」という情報は、学校では教えてもらえませんでした。

騎馬軍団や英雄像に限らず、「歴史はこういうものだ」という思い込みを、この本は次々と優しく崩してくれます。読後、日本史という科目が急に親しみやすいものに変わる感覚は、この本ならではのものです。

騎馬軍団や英雄像に限らず、「歴史はこういうものだ」という思い込みを、この本は次々と優しく崩してくれます。読後、日本史という科目が急に親しみやすいものに変わる感覚は、この本ならではのものです。

この本が、その疑問に痛快な答えを与えてくれました。

騎馬軍団の馬は「ポニー」だった

本書の最も衝撃的なエピソードのひとつが、武田騎馬軍団の話です。「疾風のごとく」と称えられた武田騎馬軍団の馬は、当時の日本馬のサイズから考えると、現代の感覚でいえば「ポニー」程度だったとされています。凛々しい武者が大型馬に跨って敵陣を突破するイメージは、後世のロマンが作り上げたものだったのです。

他にも、お茶目な知恵者として親しまれる「一休さん」の実像は酒好きの破戒僧であり、北条政子は夫・源頼朝の生涯にわたって実権を握り続けていた——などのエピソードが、飛鳥・奈良・平安から明治まで約70項目にわたって紹介されています。本書にはさらに、教科書の英雄像とは異なる「ざんねん」エピソードが次々と登場します。ぜひ本書で確かめてみてください。

「ざんねん」と知って、歴史がもっと面白くなった

この本を読んでから、歴史の見方そのものが変わりました。以前は歴史上の人物を教科書のイメージで固定せず、「実際はどんな人だったのだろう」と想像するようになりました。信長は本当に革命的な人物だったのか。秀吉の晩年はどれほど「ざんねん」だったのか。そういう問いを立てながら歴史を読むと、人物が突然生き生きと動き出す感覚があります。

英雄のざんねんな一面を知ることで、「歴史は完璧な人間が作るのではなく、等身大の人間が格闘した物語だ」という当たり前のことが実感できるようになりました。歴史の人物を「遠い存在」ではなく「自分と同じ人間」として捉えられるようになったのは、この本を読んでからです。歴史の教科書を読むとき、「この英雄にも、ざんねんな側面があったはずだ」という視点が生まれると、人物がぐっとリアルに感じられます。

歴史研究家が集めた「ざんねんエピソード」の宝庫

歴史研究家の島崎晋が、飛鳥・奈良・平安期から明治時代まで約70のエピソードを集めた一冊です。歴史の裏側を知ることで、日本史がぐっと身近なものになります。

この本を読まなければ、武田騎馬軍団を「猛々しい大型馬の軍団」として想像し続けていたと思います。

騎馬軍団や英雄像に限らず、「歴史はこういうものだ」という思い込みを、この本は次々と優しく崩してくれます。読後、日本史という科目が急に親しみやすいものに変わる感覚は、この本ならではのものです。

騎馬軍団や英雄像に限らず、「歴史はこういうものだ」という思い込みを、この本は次々と優しく崩してくれます。読後、日本史という科目が急に親しみやすいものに変わる感覚は、この本ならではのものです。

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ざんねんな日本史: 武田騎馬軍団はポニーに乗ってやってきた (小学館新書 し 12-1) 島崎 晋 / 小学館新書 し 12-

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